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給食の思い出

先月、小学校の給食に、何度か呼ばれる機会がありました。
きな粉をまぶした揚げパンの日や、ナンやキーマカレーなどなど、今風の給食でした。

給食は年代や地域色が出るもの。

家庭が転勤族だったので、義務教育の間は小学校もコロコロ変わっていました。
中でもとても記憶に残っているのが函館の給食。

私が小学校三~五年生を過ごしていた函館のA町は、函館山と市街を見下ろせるような高台にあって、
トラピスチヌ修道院のさらに上にあった新興住宅地でした。

住宅地といっても少し道を外れると、牧歌的な田舎。
牧場なんかもあったところ。

町から離れているのもあって、給食センターからの配給ではなく、
主食以外は学校で給食を調理していました。

できたての給食はバラエティーにも富んでいて、給食の時間が楽しみで仕方ありませんでした。
手の込んだイカ飯や味噌らーめんなんかもあった。
クリスマスやおひな様にはケーキなんかも出た。

函館のA町では、とても豊かな給食ライフを送っていたのだけれど、
20年以上たった今でも、海馬にこびりついて離れない
謎に包まれたたった一つの給食メニューがある。

そのメニューの調理が始まる3、4時間目あたりから、臭いでギクリとする。
調理室から発せられる異臭の中で、周りの友達は体育館で元気にポートボールかなんかやっている。
私一人が異臭に驚き戸惑いつつ、周りを観察している。

給食の配膳が始まって、臭気に教室中が満たされる。
みんなふつうのようだ。
そして「それ」を美味しそうにモリモリ食べている。

冬などに「それ」が出ると、こっそり窓も開けられない。
真冬の北海道の寒さは厳しい。
臭気に逃げ場が無くて、気が遠くなりそうだったのを思い出す。

「それ」の異臭は私の鼻腔内のみで化学反応をもたらしているらしかった。
どんな臭いかっていうと、まさしくゲロの臭い。
食事中の級友に「これってゲロの臭いしない?」とは聞けない。
異臭を確かめられなかった理由はここにある。

成長過程の人間の不思議なのか、料理そのものの不思議なのか、
今となっては、本当に確かめようもない。

「それ」の名前を、献立てで調べた事があった。
(あわよくば「それ」が出る日にはずる休みしてしまえ、と思ったような記憶がある。)

「ヨーゴ」と書かれていた気がする。

さらに10年後、私は沖縄に居たわけだけど、もう一つの「ヨーゴ」に再会する。

「ヨーゴ」って言えば、沖縄ではこれしかない。

1728.jpg

ヨーゴは美味しいし、臭いもゲロなんかじゃありません。
あたりまえだけど。


2010-12-05 : 問わず語り : コメント : 2 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

えー!「ヨーゴ」なんて食べ物、食べたこと無いし、初めて聞いた。
ゲロ臭を発する食べ物… 給食食べてた頃は函館に住んでなかったからなー。
実家の松前にはなかったぞ。
2010-12-05 16:11 : DON URL : 編集
DONさん

私も後にも先にも函館の給食でしか、出会わなかったよ。
ってゆうか、もしかしたら「ヨーゴ」って名前じゃ無かったのかも。
とは言え、360度、どこから嗅いでもあからさまなゲロ臭だったことは、間違いなかった気がする。
なんかモノは中華っぽかった気がする。
カシューナッツとか入ってたよ。

2010-12-05 19:44 : 高橋 URL : 編集
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プロフィール

高橋朋子  陶芸家 Ceramist

Author:高橋朋子  陶芸家 Ceramist
きたぐに北海道で育ち、南国沖縄で陶芸を学びました。
今は温暖な関東で制作しています。
小さい頃から自然の中で遊ぶことが好きでした。
好みの色や美しいかたち、素敵だと感じて想像した物事をあたためて来ました。
それらをうつわの中に込めています。
手にとり、感じていただけたらうれしいです。

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